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カテーテルアブレーションの合併症

 基本的には、重篤な合併症が生じることは稀です。しかし、下記のような合併症の可能性があります。また心房細動や心室頻拍のアブレーションでは、脳梗塞や心タンポナーデなど(後述)の可能性が高くなります。

  正常な電気の流れの障害
     主に心房と心室の間にある正常な伝導路である房室結節を障害した場合に発生します。これを房室ブロックといいます。重度の場合は心臓ペースメーカが必要となる場合もあります。

 

  血栓塞栓症
     焼灼を行った部分に発生した血栓(血液のかたまり)などが、血流に乗って飛んでしまい、血管を塞いでしまう状態をいいます。脳梗塞、肺梗塞、心筋梗塞などです。これを予防するために、血液の凝固を防ぐ薬(へパリン)を投与し、心筋組織に過度の熱を発生させないように注意を払いながら焼灼を行います。まれに外科的処置が必要となることもあります。

 

  心タンポナーデ
     カテーテルの操作などで心臓に傷がつくと、心臓を包んでいる袋(心膜腔)に血液が溜まり心臓の拍動が障害されてしまいます。心嚢穿刺等の適切な処置を行いますが、外科的処置(緊急・待機的な開胸手術による止血)が必要となることもあります。

 

  血管損傷、冠動脈損傷
     カテーテルの操作などで血管や冠動脈に傷がつくことがあります。外科的処置が必要となることがあります。

  心外膜の炎症
     心筋焼灼により、炎症から胸痛や心のう液が貯留することがあります。

  気胸
     鎖骨下静脈穿刺で肺を傷つけると気胸を起こし、胸腔ドレーンを挿入し脱気が必要となる場合もあります。

  出血、血腫、動静脈瘻
     カテーテルの挿入部位の出血や内出血(血腫)をつくることがあります。また動脈と静脈が連絡する(動静脈瘻)ことがあります。血腫は通常1カ月程度で自然に吸収され消失しますが、動静脈瘻や一部の血腫では外科的処置が必要な場合もあります。また、出血のため貧血が進行した場合は輸血が必要になることもあります。

  感染症
     尿道カテーテルやカテーテルによる感染症を起こすことがあります。

  アレルギー
     造影剤を使用した場合や薬剤を使用した際にアレルギーが出現する可能性があります。蕁麻疹などの皮疹から多臓器不全など重篤なものがあります。

  X線被爆
     皮膚炎をきたすことがあります。

  心房細動のアブレーションに関して
     肺静脈狭窄、心房-食道瘻により外科的処置が必要となることがあります(別項で詳しく説明しています)。

カテーテルアブレーション後の再発の可能性

 治療後の経過観察中に、治療した不整脈と同じ不整脈が再発することがあります。治療した心筋組織が、気絶したような状態となって電気の流れが生じなくなることがあり、ある程度の時間を経って機能が戻ってくるためと考えられています。その場合には、再度心筋焼灼術を行う必要があります。





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