高周波カテーテルアブレーションをはじめとした不整脈治療の専門医チーム サイトマップ
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 不整脈を見つける
 不整脈でお困りの患者さんは、下記のような症状やきっかけで不整脈と診断されます。また、不整脈は「気まぐれ」に出現することが多いため、なかなか診断されず、「不整脈の疑い」とされることもしばしばあります。

突然の動悸(心臓がドキドキする)
 動悸は一瞬だけのものから、数分、数時間、数日のものまでその持続時間にはかなりの範囲があります。脈拍が突然上昇するものから、脈が飛ぶだけのこともあります。

胸の違和感や息苦しさ・息切れ
 安静時に感じるものから、体を動かしたときに症状がひどくなる場合もあります。不整脈が出ているときにだけ、このような症状が出ることもありますし、不整脈が持続した結果として心不全に陥ってしまい、このような症状が出ることもあります。

失神(意識消失)や失神しそうな感じ
 このような症状を呈する中に不整脈が原因のことがあります。ときに心室頻拍などの重篤な不整脈が認められることがありますので注意が必要です。

体力低下
 心房細動や心房粗動などの不整脈が持続した結果、心臓の機能が低下し、運動能力が低下していることがしばしばあります。中高年の患者さんの中には、階段や坂道を登ったときなどに体力の低下を感じるが、「最近は歳をとったなあ」と歳のせいだと思い込んでいる方がいらっしゃいます。若い患者さんやスポーツが好きな方は、むしろ「最近は運動量が足らないから体力が低下している」と思っている方がいらっしゃいます。実は、どちらの場合も不整脈が原因のことがあります。

健康診断で異常を指摘される
 健康診断時の診察や心電図検査を契機に不整脈が発見されることがよくあります。このような患者さんは無症状のことが多く、重篤な不整脈の可能性は高くはありませんが、中には早期の治療が必要な不整脈もあります。そのような方でもよくよく問診すると、上記のような自覚症状を認めることがあります。また、血縁者に心臓が原因で突然なくなった方がいらっしゃる場合などでも、遺伝性の不整脈疾患が疑われることがあります。



 不整脈外来の受診
 かかりつけの病院や健康診断などで、「不整脈」と診断、または「不整脈の疑い」と診断された場合、不整脈の診療が可能な循環器科を受診します。不整脈の種類は多岐にわたり、治療不要なものから、早期の治療が必要なものまで、その重症度もさまざまです。
 多くの場合、まず受診した循環器科で検査や薬物治療が行われます。しかし、担当の先生が患者さんにとっての最適な治療法に悩まれた場合や、専門的な検査や治療(電気生理学的検査カテーテルアブレーション)が必要と判断された場合は、我々不整脈の専門医が診療に当たることになります。可能な場合は、我々が各病院で行なっている不整脈外来を受診していただくことになります。
 不整脈外来では、改めて問診、診察を行い、必要な場合は、心電図検査などを追加します。不整脈外来の受診が困難な場合は、患者さんの担当医から直接連絡を受け、治療方針についての助言を行います。



 不整脈外来では
診断が確定している場合
 お困りの不整脈について、診断がすでに確定している場合は、患者さんにとって最適な治療法を検討します。患者さん本人だけでなく、できるだけご家族にも一緒に受診していただき、治療方針をしっかり検討します。方針は、大きく次の5つに分けられます。
  1. 無投薬で経過を観察する
  2. 重症度の判定をするために、さらに検査を行う(電気生理学的検査など)
  3. 抗不整脈薬などによる薬物療法
  4. カテーテルアブレーション
  5. 心臓ペースメーカ植え込み型除細動器の植込み術
 外来では、皆様が納得して治療を受けられるよう、これらの各方針の利点、欠点についてしっかり説明します。治療方針を決定するまでに複数回にわたって受診をしていただく場合も多々あります。

診断が未確定の場合
 お困りの症状から不整脈が疑われる場合は、まず診断を確定する必要があります。そのためには、改めてしっかり問診と診察を行います。また、基本的な検査として、血液検査(貧血や甲状腺ホルモンの異常などを検査)、心電図検査、心臓超音波検査を行います。その後、ホルター心電図記録運動負荷心電図検査などを行います。
 これらの検査によって、お困りの症状が不整脈によるものかどうかを判断いたします。診断が困難な場合は、電気生理学的検査を行う場合もあります。診断が確定後は、検査結果に基づき、上述のごとく治療方針を決定していきます。診断から治療方針の決定にいたるまでには、通常、複数回の受診が必要となります。

薬物療法
 お困りの不整脈に対して、薬物療法が選択された場合は、抗不整脈薬などの投薬にて経過を見ます。経過中に、抗不整脈薬による副作用が出現したり、薬剤が無効の場合は、改めて治療方針を検討します。通常、薬剤が無効の不整脈に対しては、適応を慎重に検討した後に、カテーテルアブレーションや心臓ペースメーカなどの非薬物療法が選択されます。

 また、心房細動心房粗動などは、抗不整脈薬による不整脈のコントロール以外に、脳梗塞(心原性脳塞栓症)を予防する薬剤(ワーファリンやプラザキサ)を投与したり、頻脈性不整脈による心不全(頻脈誘発性心筋症)を予防する薬剤(βブロッカーなど)を投与したりすることもあります。経過が安定しているようであれば、以後はかかりつけの先生や病院を受診していただくことになります。もちろん、病態や症状に変化がありましたら、いつでも不整脈外来を再受診していただけます。

カテーテルアブレーション
 お困りの不整脈に対して、カテーテルアブレーションが選択された場合は、その準備を行います。できるだけ、ご家族にも受診していただき、治療方針についてしっかりご理解していただきます。とくに、カテーテルアブレーションの利点だけでなく、合併症のリスクについてもしっかり説明いたします。これらの内容を完全にご理解いただいた後に、手術同意書にサインをいただくことになります。

 その後は、入院スケジュールを調整いたします。一般的な不整脈は2泊3日〜3泊4日の予定になります。重篤な不整脈の場合、また心不全などの基礎疾患がある場合などは、個々に判断し、もう少し長期間入院になることがあります。また、術前検査として、血液検査やCT検査経食道エコー検査などを適宜行います。
 カテーテルアブレーションが終わり、退院されましたら、1ヶ月以内に再び不整脈外来を受診していただきます。そこでは、治療がうまくいっているかどうか、合併症は生じていないかなどを評価します。心電図検査やホルター検査なども適宜行います。不整脈の種類にもよりますが、以後も適宜、不整脈外来を受診していただきます。経過が安定しましたら、かかりつけの先生や病院を受診していただくことになります。そこでの経過中に異常がありましたら、いつでも不整脈外来を再受診していただけます。

心臓ペースメーカや植え込み型除細動器
 不整脈が徐脈によるもので、心臓ペースメーカが必要と判断された場合には、心臓ペースメーカ植込み術を行います。退院後は各病院の心臓ペースメーカ外来を受診していただくことになります。
 不整脈が、突然死をもたらす可能性のある重篤な不整脈の場合は(致死性不整脈)、植込み型除細動器が必要と判断されることがあります。この場合、心臓ペースメーカと同様に植込み型除細動器の植込み術を行います。退院後は、不整脈外来と心臓ペースメーカ外来を受診していただくことになります。



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