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高周波カテーテルアブレーション術の適応

 この治療法は治療効果が良好で比較的体へのダメージ(侵襲)の少ない良い治療法ですが、どなたでも簡単に受けていいものではありません。
 その理由はこの治療法により5-6%の例で重篤な合併症を生じるからです。場合により回復不可能な合併症が生じることもあります。稀に死亡することも報告されています。
 私たちはこの治療法が個々の患者さんに適しているかどうか(適応)について客観的情報に基づきしっかりと判断を致します。このため、患者さんがこの治療を希望されても適応がなければお断りすることもあります。そして適応があると判断された場合には、患者さん本人と家族に対してしっかりとした説明を行なった後に書面による同意を頂いています。

 ちなみに、日本循環器学会の不整脈の薬物療法のガイドライン2011年改訂版では高周波カテーテルアブレーションの適応について、高度の左房拡大や高度の左室機能低下を認めず,かつ重症肺疾患のない薬物治療抵抗性の有症候性の発作性心房細動で,年間50例以上の心房細動アブレーションを実施している施設で行われる場合をクラスIの適応(有益であるという根拠があり,適応であることが一般に同意されている)とされています。

 さらにクラスIIaの適応(有益であるという意見が多いもの)は、薬物治療抵抗性の有症候性の発作性および持続性心房細動、パイロットや公共交通機関の運転手等職業上制限となる場合、薬物治療が有効であるが心房細動アブレーション治療を希望する場合と記載されています。
 またクラスIIbの適応(有益であるという意見が少ないもの)は、高度の左房拡大や高度の左室機能低下を認める薬物治療抵抗性の有症候の発作性および持続性心房細動、無症状あるいは生活の質(QOL)の著しい低下を伴わない発作性および持続性心房細動とされています。

 適応ではないと判断されるクラスIII(有益でないまたは有害であり,適応でないことで意見が一致している)の項目としては、左房内血栓が疑われる場合、抗凝固療法が禁忌の場合が記載されています。

 我々のチームは常に最新の日本循環器学会の適応を尊重しますが、さらに心エコーで見た左房の前後径が50mmを超える場合、年齢が80歳を超える場合、左心室の機能が極端に低下している場合、心房細動の持続期間が3年を超える場合(慢性心房細動)もカテーテルアブレーション術の適応とは考えていません。


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